今回のライブは、YMOdelic Night主催の高沢氏に贈るべく『120%イメージ通りのVMO』 と言うべき構成・演出を目指しました。 |
Video Effect by Ms.FUSE |
1999/3/6以来のVMOとしてのライブ。それまでに「VMzerO」「MR.YF BAND」等の ライブは行ない、それなりに高いライブ・パフォーマンスを行なっていたものの、『よ かったねぇー』というお誉めの言葉の最後には、必ず『で、VMOのライブはいつ?』と言 う言葉が付いてくるのでした(苦笑)。 そんな時に、高沢氏よりYMOdelic Night 2000への出演依頼をいただき、さらに氏の ご尽力で、VMOにとって最高の環境を提供していただいたのです。『これはヤルしかな いでしょう』『そんなにVMOを見たいなら、思いきり期待通りのVMOを見てもらおうよ』 ということで、珍しくメンバーの意志が『今回はアナログ・フル装備で行こう』という 方針であっさり固まりました。 |
とは言え、あまりにストレートに”ホンモノ”を使うのはテキ屋魂的にはちょっと恥 ずかしくなり、オーバカハイム・8ボイス(中身はProphet-600)とホンダ・オデッ セイ(中身はSH-101)は創りました(笑)。しかも、本番の数日前に(笑)。 |
そこで『何をするか?』ということになるわけですが、8月上旬に浜松でミーティングを 行ない、過去のライブ・ビデオを見ながら『赤い人民服と言えばVMO』という自負も高まり、 当たり前すぎるほどのオーソドックスなVMOスタイルで行くことで満場一致。グリーク・シ アター完全コピーという声も出ましたが、特に『いつライブのどのバージョン』ということ にはこだわらずに、メンバー個人に任せました。みんな完コピに飽きたのでしょうかね(笑)。 |
選曲は、まず『東風』をVMOとして演奏することが決定。『曲によってパートが入れ 替わるのはカッコ悪くないか?』ということで、全曲に渡りベースを野上さんに、通常 シンセベースを担当している天野さんにはたんす係をしてもらうこととなる。そして、 今回はスペシャル・ゲストとして勲・清田氏にも参加してもらい『ロケット工場を爆発 させてください(笑)』ということで”勲&松茸コーナー”を設けることに。まあ、デ ィープなアナログ・ファンの方々へのサービス・コーナーですね(笑)。 一方、オープニングは、直球勝負のRYDEEN。本当はBEHIND THE MASKで行きたかっ たんだけど、40分の構成を考えていくとこうなりました。その代わりにボコーダー曲と してINSOMNIAを選曲。VMO初ライブの最初に演奏した曲でした。YF&ちゃうやんのボ ーカル・コーナーとしては、5年前に演奏して以来やっていなかったRADIO JUNK、ギ ター・ソロ・コーナーには、これもVMO初ライブ以来となるTHE END OF ASIA、せっ かくなので弦ベースをもう1曲ということでMAD PIERROTとなりました。 本来は、もう1曲決まっていましたが、『1バンド40分を絶対に越えないように』とい うお達しがあり、しかもトラブルの多いバンドなので(苦笑)安全のためにこの7曲とな りました。 |
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特に今回は、勲・清田氏の緻密な下準備により、演奏面ではほとんど問題となるような ことはなく、順調に練習は進みました。最大の問題と言えば、本番1ケ月前にYセツ王さん が『PUBLIC PRESSUREの完コピをする』という情報が来たことでしょうか。 VMOの企画内容を変えようか、ということも一瞬頭をよぎりましたが、冷静に考えると 似ているようでキャラクターの全く異なる2バンド。助教授ことヒサシさんを始めとする 緻密な音創りのYセツ王と、あくまでもライブ・バンドのVMO。それはまさに『PUBLIC PRESSURE』と『FAKER HOLIC』の違いそのものでもあり、かえって2バンドを楽しめる のではないか、という高沢氏のアドバイスもあってそのまま行きました。結果としても、 面白いコントラストが出せたと思います。 |
何はともあれ、高沢氏を始め、トリテク、Quiet Village、.EXE、Yセツ王、ロフトのス タッフ、そしてご来場いただいたみなさんに、感謝感謝の1日でした。 そして、メンバーは歌舞伎町に消えて行きました…(うそ) |
MR.YFのおやぢ日記 あっこちゃうやんの呑み日記 勲・清田の制作日記 |
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